この機械、電卓のようなゴムのテンキーで操作します。
番号に応じて内部でソレノイド(電磁石)が動きます。
電池の電圧を測ると動作中でも1.4Vくらい。このくらいならまだ問題ないでしょう。
操作の最初に”*”キーを押すのですが、「ピッ」という確認音がしないことがあります。
症状からキーのへたりと推測、話をすると行きがかり上修理することに。
キーパッド分解 |
周囲のパネルを外してキーパッドをとりだしたところ、ゴムでできたキーの裏に黒い部分が。
これで基板側のパターンを導通させるようですが、たしかに抵抗値に差があります。
ダメな”*”キーは200kΩ以上、他のキーは数kΩ~数十kΩです。
黒い部分、試しにすみっこをアルコールを染ませた綿棒で拭いてみると色落ちします。
どうやら導電ゴムではなく導電塗料の塗布で導通しているようです。
長期の使用で塗膜がやせてしまったのが原因ですね。
特にこのキー(*)の抵抗が大きかった |
正しくはメーカー修理を依頼して部品交換ですが、「とりあえず動けばいい」という要望で簡易修理です。
導電塗料の持ち合わせがないので、応急処置としてアルミテープを貼ります。
アルミテープを貼るだけなので、糊が劣化するとはがれる可能性もありますが、
なにかあればまた呼ばれるだろう、という前提で今回はこういうやり方で対処。
持ち主にインチキ修理だぞと念をおして、今回は終了。
他のキーの作業内容は事情により隠します |
修理したモノは電磁ロックの操作キーでした。
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